雇用促進住宅問題で懇談、入居者からは不安の声

22日、いわき市小名浜下神白の雇用促進住宅で入居者のみなさんと懇談しました。雇用促進住宅を運営する独立法人高齢・障害・求人者雇用支援機構は今月12日、入居者がいるにもかかわらず土地、建物を東西2ブロックに分けて売却する一般競争入札を行いました。結果は西ブロックは、不動産ファンドの「アタミ合同会社」が落札。東ブロックは、応札がなく、機構は「売却方法を改めて検討する」としています。

懇談会は、渡辺博之市議、坂本康一市議、地元党支部の関口さん、そして私の4人が参加し、住民の方に集まってもらいました。渡辺市議が経過を報告し、意見を聞くと「ここにいつまで入れるか不安」「再契約で家賃が2000円上げられた」「震災で壊れた部屋の修繕してくれない」などが出されました。入居者が路頭に迷うことにないように、機構としっかり話し合いを持っていこうと確認しました。

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報告する渡辺博之市議、左が坂本康一市議、右が吉田

 

避難地域復興・創生対策特別委員会県内調査最終日、ふたばリカーレと双葉町議会との懇談

20日、特別委員会調査最終日は、楢葉町役場で大野病院付属ふたば復興診療所(ふたばリカーレ)の双葉地方の医療提供の取り組み、毎日県立医大から医師が通っています。医療スタッフの充実が大変なところ。

午後は、いわき市東田町で双葉町議会の議長、議員の方々に中間貯蔵施設の取り組みについて話をお聞きしました。地権者との契約が進まないことが問題ですが、地権者目線での交渉が進まず大きく遅れています。税金の問題、先祖伝来の土地を手放すことを決断できないなど、率直な意見をお聞きしました。国や県が地権者・住民に寄り添った対応が求められます。

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ふたば復興診療所(ふたばリカーレ)全景
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ふたば復興診療所内の見学
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双葉議会のみなさんとの懇談で質問
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対応してくれた双葉町議会、職員の皆さん。議員には私の住んでいる内郷高野町出身の高萩文孝議員も

避難地域復興・創生対策特別委員会2日目は福島第1原発視察

19日、避難地域復興・創生対策特別委員会県内調査2日目は、福島第1原子力発電所視察。廃炉に向けた取り組みを調査しました。まず、楢葉町と広野町にまたがるJヴィレッジで説明・質疑。炉心溶融隠しなどの隠ぺい体質への批判が上がりました。また汚染水対策などへの質問がありました。

Jヴィレッジを後にして福島第1原発へ、構内に入るとまず目に飛び込んで切るのは、汚染水を貯蔵するタンクの多さ、これでもまだ足りないくらい、汚染水は日歩増えています。

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タイベックに着替えた一行は、事故を起こした1号機から4号機の近くまで行きます。

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マスクをかけると圧迫感があり息苦しさもあります。

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まだ多くあるフランジ型(ボルト締めタイプ)タンク、継ぎ目部分の水漏れが問題になり、溶接タイプへ交換が急がれます。

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1号機外壁が吹き飛び骨組みが見えています。使用済み核燃料の取り出しのための建屋カバーの取り外しが進んでいます。

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2号機は建屋の上部半分を解体して、使用済み核燃料の取り出しを行います。

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3号機の様子

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4号機を覆う鉄骨。東京タワーに匹敵する量だとか。

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4号機の使用済み燃料プールを視察。使用済み燃料の搬出は終わっています。

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凍土壁のパイプ群を視察。冷却材を巡回させ地中凍らせる。砂や石など土でなく凍らないところはセメントや水ガラスを注入して固めるらしい。

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原子炉建屋。爆発のすさまじさがわかります。

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最後は、免振重要棟の緊急対応室で廃炉のために働く東電職員の方々へ激励。特別委員会太田委員長のあいさつ。

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