19日、避難地域復興・創生対策特別委員会県内調査2日目は、福島第1原子力発電所視察。廃炉に向けた取り組みを調査しました。まず、楢葉町と広野町にまたがるJヴィレッジで説明・質疑。炉心溶融隠しなどの隠ぺい体質への批判が上がりました。また汚染水対策などへの質問がありました。
Jヴィレッジを後にして福島第1原発へ、構内に入るとまず目に飛び込んで切るのは、汚染水を貯蔵するタンクの多さ、これでもまだ足りないくらい、汚染水は日歩増えています。
タイベックに着替えた一行は、事故を起こした1号機から4号機の近くまで行きます。
マスクをかけると圧迫感があり息苦しさもあります。
まだ多くあるフランジ型(ボルト締めタイプ)タンク、継ぎ目部分の水漏れが問題になり、溶接タイプへ交換が急がれます。
1号機外壁が吹き飛び骨組みが見えています。使用済み核燃料の取り出しのための建屋カバーの取り外しが進んでいます。
2号機は建屋の上部半分を解体して、使用済み核燃料の取り出しを行います。
3号機の様子
4号機を覆う鉄骨。東京タワーに匹敵する量だとか。
4号機の使用済み燃料プールを視察。使用済み燃料の搬出は終わっています。
凍土壁のパイプ群を視察。冷却材を巡回させ地中凍らせる。砂や石など土でなく凍らないところはセメントや水ガラスを注入して固めるらしい。
原子炉建屋。爆発のすさまじさがわかります。
最後は、免振重要棟の緊急対応室で廃炉のために働く東電職員の方々へ激励。特別委員会太田委員長のあいさつ。