総務委員会、障がい者雇用率、トリチウム水海洋放出質す

27日、総務委員会審議が行われました。障がい者雇用水増し問題では、法定雇用率を満たすためには、26人の雇用が必要ですが、それを満たすための具体的施策がないことが分かりました。国からも期日を決めた改善の指導はなく、県は来年度の採用6人、任期付き採用4人としています。そうすると改善までに3年かかることになります。その間は、法定雇用率を下回るわけで、一刻も早い改善が必要です。

所得税法56条について県の認識を質しました。56条は、「事業主の配偶者と親族は、給料は必要経費に算入しない」とした条項。いくら働いても、配偶者86万円、親族50万までしか認められません。これにより、所得税が増額される、損害賠償の支払い金額がこれで算定される、各種ローンが組めないなどの不利益が生じます。個人の尊重、法の下での平等、両性の平等に反することは明らかです。県の認識は、「国税であり国判断で行うもの」と答えるのみでした。また青色申告では認められている旨の答弁をしたので、申告の方法ではなく、不平等な条項そのものが問題と質しました。

リアルタイム線量測定システムの継続配置について、この間住民説明会を開いていますが、どういう声が寄せられており、引き続き継続配置を求めるとともに、設置してあるすべての自治体での住民説明会を求めました。28日時点で終了は、只見町、喜多方市、金山町、会津若松市、郡山市、三春町、須賀川市、福島市、大玉村、今後の開催または予定は、中島村、白河市、いわき市、三本松市、本宮市、国見町、天栄村、泉崎村です。

トリチウム汚染水の海洋放出問題では、富岡、郡山、東京で開催された公聴会で、海洋放出に反対しタンク保管を継続する意見が相次ぎ、委員会の山本委員長も「タンクでの長期保管の可能性も含めて検討する」と述べたことで、これがどう検討されるのか、検討するよう申し入れるべきと質問しました。10月1日に小委員会が行われるとの答弁。あらためて海洋放出に反対せよと質しました。

防潮堤では、東京電力が津波対策として防潮堤の新設の方針を示しましたが、防潮堤の高さを10mとしましたが、東日本大震災時の津波高は15mであり、東電は26mの津波も想定している以上、今回の方針では不十分ではないかと質しました。また東電に十分な高さの防潮堤を求めよとせまりました。

所得税法56条、リアルタイム線量計では、請願提出者の傍聴がありました。

 

神山悦子県議一般質問、帰還困難区域からの避難者の仮設住宅無償提供打ち切り撤回求める

25日、一般質問には神山悦子県議がたちました。神山さんは、大熊町・双葉町以外の帰還困難区域からの応急仮設住宅の無償提供を国の避難指示解除より先に打ち切る方針を撤回するよう知事に求めました。知事は、「災害公営住宅の整備も進んだことや住民の自立を促すために解除を決定した」と答えました。しかし、県は当事者の意見も聞かないままに国の避難指示解除に先んじて住宅無償提供を打ち切る方針を決定したわけで、順序が逆さまです。被災住民の思いに寄り添わず、支援終了ありきです。

一般質問する神山悦子県議
一般質問傍聴者と懇談する県議団

県立高校全教室にエアコン設置、代表質問で教育長答弁

19日に行われた9月県議会の代表質問で、私の質問に鈴木教育長は、来年の夏までに多くの高校にエアコンを設置するとあらためて答弁しました。

今議会では、内堀知事が所信表明で高校のエアコン設置に言及していました。異常な猛暑の中で学校へのエアコン設置は命にかかわる問題です。また多くの県民が設置を求めていました。この決定を歓迎するとともに、一刻も早い設置を求めて代表質問でも県の考えをただしました。

鈴木教育長は、来年夏までの設置、保護者負担で設置したエアコンの燃料代の県負担、全小中学校への設置のための支援を答弁しました。引き続き避難所ともなる体育館への設置を求めていきます。

エアコン設置を報じる朝日新聞(20日付)

代表質問、9条国会発議、トリチウム水海洋放出、知事の認識を問う

19日、9月県議会の代表質問、1日目トップで質問をしました。いわきからも傍聴に駆けつけてくました。

知事には、憲法9条改定の国会発議には反対すべき、トリチウム水は海洋放出に反対すべきと狭しましたが、憲法については国会において、慎重にかつ十分な議論をつくすことが重要と従来の主張通りでした。トリチウム水は、慎重に議論を進めることと、県民が求める海洋放出反対には言及しませんでした。

知事が所信で表明した県立学校へのエアコンの設置について、教育長は、来年の夏までに稼働できるように努めると、また保護者設置のエアコンの燃料代も県が負担すると答弁しました。子どもたちや県民の願いが通ったものです。また障がい者雇用率の不適正は算定問題で総務部長は謝罪と再発防止を答弁しました。

http://www.jcp-fukushima-pref.jp/houkoku/2018/data/180921_01.pdf

傍聴者のみなさんと県議団
傍聴に訪れた大橋さおり県議予定候補と阿部裕美子県議

「嘘・偽りのない政治をめざす」内郷・好間後援会がつどい

15日、共産党の内郷・好間ブロック後援会がつどいを開催し、溝口民子市議、坂本康一市議とともに参加しました。「嘘・偽りのないあたりまえの政治をめざす」と題したつどいには30人余りが参加しました。志位委員長の党創立96周年記念講演のダイジェストDVDを視聴し、参加者からは「他党の綱領は」などの質問が出され懇談しました。

9月県議会始まる。知事全県立校にエアコン設置を表明

14日、9月県議会定例会が開会しました。今日から10月3日までの20日間。冒頭県議在職中に亡くなられた斎藤勝利議員と矢島業義謙への黙とうと追悼演説を県民連合の西丸武進議員、佐久間俊男議員がおこないました。ご冥福をお祈りします。

知事の所信表明せ、県立の学校のエアコンについて、「速やかな導入に向け検討」すると表明しました。また、トリチウム水の処理については、「公聴会の意見を踏まえ、慎重に議論を進めるよう」求めていくと表明しました。公聴会の意見は、海洋放出に反対しタンク保管を続けろという意見が多数です。また第二原発の廃炉について、「正式決定に向け検討をすすめるよう」求めていくとしました。

知事の所信表明
黙とうをささげる議場

いわき市合同竣工式と木田元副支団長瑞宝単光章受賞祝賀会

8日、いわき市都市計画事業、震災復興土地区画整理事業合同竣工式がアリオスであり参加しました。市内6地域の事業に協力した区長さんらに感謝状の贈呈が行われました。震災から時間が経過し被災した方々の意識も変わり、地元を離れる人も多く出ているようです。

次に内郷クレールコートで元いわき市消防団第五支団副師団長、木田安則氏の瑞宝単光章の受賞祝賀会に参加。消防団員として長年活動するには家族、特に奥さんの協力が必要で、奥さんにも感謝と敬意の賛辞が送られました。

福島浮体式洋上風力発電視察

6日、共産党国会議員団の福島浮体式洋上風力発電の現地視察に参加しました。参加したのは、笠井亮衆院議員、山添拓参院議員、岩渕友参院議員など。台風21号の影響で波があれ、洋上風力へ向かう高速船(JCATONE)は大揺れ。洋上の風車への乗り移りはできませんでした。しかし風車をまじかで見ることができました。陸上の風力と違い人への影響や環境への影響も小さいことは確か。

接岸している高速船で就航。双胴船で安定性があり揺れが少ない。しかし台風通過後、揺れました。
船から沖合の風力システムを望む
浮体式洋上変電所(ふくしま絆)2013年11月運転開始
アドバンストスパー浮体風車(ふくしま浜風)2017年2月運転開始
コンパクトセミサブ浮体風車(ふくしま未来)2013年11月運転開始

この他Ⅴ字型セミサブ浮体風車(ふくしま新風)があります。写真の2基と合わせ3基の風車による本格的な実証研究が行われています。

左から笠井衆院議員、岩渕参院議員、吉田、山添参院議員

 

各種団体から様々な要望が、共産党要望聴取会

3日、共産党要望聴取会が開かれました。来年度県予算へ反映してほしいと様々な要望が出されました。この日は、林業会議、難病団体連絡協議会、県社会福祉協議会、公立夜間中学を作る会、農業会議、農業協同組合中央会、腎臓病協議会、学童クラブ連絡協議会、身体障がい者福祉協議会、聴覚障害者協会などのみなさん。まその他にも要望書を提出する団体など要望は多種多様です。要望実現のために力を尽くします。

障がいのある人もない人も共に活躍できる社会、リカバリーを語う会

9月1日(土)「リカバリーを語ろう会」に参加しました。リカバリーとは、「回復」と訳されますが、精神保健福祉の分野では、症状がなくなることではなく、「人として尊重され、希望を取り戻し、社会に生活し、自分の目標に向かって挑戦しながら、かけがえのない人生を歩むこと」とされています。主催したのは「時の風」で福島県精神障がい者ピアサポーター養成研修の受講者を中心に結成された当事者グループです。この会合では、当事者によるリカバリーストーリーの発表が2人からありました。1人は50年前に精神を患い、治療に専念し今ではピアサポータになり通信大学にも入学するなど頑張っている方。もう一人は、「自分の病状をよく知り、無理をせず、病気のことは考えずに生活している」とまわりの理解もあり病気とよく付き合っている様子です。障がいのある人もない人も共に活躍できる社会が大切だと改めて感じました。