福島県農民連が国と東京電力へ完全賠償、海洋放出反対、原発ゼロ求め要請行動

26日、福島県農民連が国と東京電力に対し、完全賠償、処理水の海洋放出反対、原発新増設・期間延長反対などを求め、要請行動を行いました。共産党県議団5人と丸本由美子県議予定候補が参加しました。

賠償では、あんぽ柿、干し柿農家の損害賠償は、令和2年以降も加工自粛・出荷制限が継続しており、賠償金を直ちに支払うことを求めています。東電はあんぽ柿、凍みもちの合計で3倍一括賠償額を超えないと賠償金を支払なないと主張しましが、プレスリリースには合算の記載はありません。凍みもちの原料の山ごぼうの葉は原発事故で採取できず、凍みもちは生産できずにいます。ホッキガイ漁は、福島第一原発から10㎞内は禁漁とされているが、その分の賠償金支払いは打ち切られています。直ちに支払うことを求めています。また、処理水の海洋放出を中止すること。原発新増設・運転期間延長をやめること。福島県の農業復興対策支援などを求めています。

福島県農民連の政府・東電交渉は事故後、毎年行われています。原発事故により深刻な被害に見舞われてきた農業、漁業に対して完全賠償を行うことは当然です。交渉は緊迫したやり取りが続きました。しかし東電は被害に対して真摯に応える姿勢がありません。