「元の生活をかえせ」いわき市民訴訟、仙台高裁第2回口頭弁論

20日、仙台高裁で東京電力福島第一原発事故のいわき市民訴訟第2回口頭弁論が行われ、原告側と被告東電が訴えました。東電の代理弁護士は、賠償は十分おこなわれたとの訴えに傍聴席から不満の声も上がりました。まったく被害も現状も見ない言い分です。原告が求めた専門家と被害者5人の証人尋問と現地検証はいずれも却下さました。裁判長は、10月と11月に1回ずつ口頭弁論を開催し結審すると主張。弁護団は、「証人尋問は却下されたが、今後2回の口頭弁論で裁判所を納得させてみろと言っているようだ。逆にやってやろうという気持ちになった」と述べていました。弁護士のこの姿勢に参加者一同勇気付けられました。