好間川と金子沢の合流地点で床上浸水、樋門工事前にも本格対策を

12月1日の豪雨によって、好間川と金子沢の合流地点が越水し、周辺の住宅が道路の冠水、数戸が床下浸水になる被害が起きました。また好間川と金子沢の合流地点より200m以上も離れた地点でも水が飲み切れず水路があふれ、床下浸水の被害が出ました。道路が冠水して車が通るたびに波が起き、家の中に押し寄せる、雨が降るたびに心配しているといいます。

2019年の台風19号で大きな被害が出た地域で、好間川と金子沢の合流地点は、樋門をつくる計画が進んでいます。現在は大風19号の被害から大きな仮設のパイプにより、好間川に排水をしています。1日の水害は、この仮設パイプが、水を飲み切れず周辺と、金子沢から離れた地点でも床下浸水の被害が出たわけです。周辺の住民は、「今回の雨では好間川は満水にはならなかったのに、金子沢が越水した。仮設パイプでは呑み込めない。今後この程度の雨は何度も起きるから、樋門の本格工事が始まる前でも対策を立ててほしい」と話しています。また、樋門工事については、周辺住民への説明を十分行ってほしいとも話しています。県は、年明けに周辺住民への説明会をいわき市と合同で行うとしています。