6日、楢葉町宝鏡寺で核兵器廃絶を求める原発被災地集会in宝鏡寺が開かれた。原発事故から10年、いまだに原発事故の被害が癒えない楢葉町に非核の火がともされ、原爆と原発の両方とも「核」はいらないという誓いがあらたにされた。「非核の火」をともす会の共同代表の伊東達也さんは、三つの難事という報告をした。一つは、避難指示が出た12市町村に戻らない人が多い。その数は、県が発表する非難者をはるかにこえ約83,000人に及ぶ。二つは、政府・東電はトリチウム汚染水の海洋放出決定を強行した。三つは、原子炉格納容器の上ぶた(シールドプラグ)に桁違いの放射性物質が付着していることが判明した。福島県民は、原発の被害に苦しめ続けられることになる。
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