19日、「水害対策促進を求める会」は2回目となるいわき建設事務所と河川の復旧状況などの説明を受けました。前回の説明会で疑問になっている点や現在の復旧状況などで懇談しました。主なやり取りは次の通りです。
1、堤防の余裕高は
【会】 国土交通省の「河川管理施設等構造令」では河川堤防の余裕高を計画降水量の違いにより0.6mから2.0mになるとしているが
【建設事務所】 河川に堆積する土砂の撤去を行う河道掘削することにより、河川水位が下がり堤防と余裕を確保できると計算している。また、災害復旧の場合の余裕高は、「構造令」に従わなくてもよいとされている。
2、平愛谷町の新川からの漏水
【会】 平愛谷町の新川沿いのコンクリート堤防や道路路面の隅間から増水時に水が噴き出している。また鉄塔下の路盤は盛り上がっているのは水圧のせいではないか。
【建設事務所】 現地は確認しているが、増水時でなければ漏水は確認できない。今後調査を行い、原因を調べる。
3、新川の堤防改修状況
【会】 新川の堤防破損個所の復旧状況はどうなっているのか、また新川の沈下があり調査が必要ではないか。白水広畑は土砂が相当堆積しており撤去をお願いしたい。内郷の榎木下は堤防破損個所にブルーシートが敷いてあり電柱が倒れる恐れある。
【建設事務所】 新川の堤防破損個所5カ所は工事を発注している。業者が1社であり、順次工事を行っていくので、時間がかかっている。施工順は、①長町の決壊個所、現在施工中6月完了予定、②白水広畑決壊個所、6月10日頃より施工、③上馬場破損個所、7月15日頃より施工、④榎木下破損個所、9月15日頃施工、⑤峰根破損個所、10月20日施工の予定。新川堤防の沈下については、調査は検討させてほしい。
4、好間町大利の歩道
【会】 ブロックの手配ができずに工期が遅れる恐れがあると聞いたが
【建設事務所】 ブロックは、4月中旬に手配しているが、台風被害が広範なため、ブロック入手が困難になっている。8月には入る予定と聞いている。
【夏井川の戸川原決壊個所の工事は】
早急に着手する。工事は堤防の盛土、ブロック護岸、河道掘削など。現在入札手続きに入っている。5月下旬には行う。工事は6月からの予定。
【真似井川】
工事着手する
【小川両郡橋上流の堤防破損個所】
工事発注はおこなった。業者の段取り次第で工事に着手する。