避難地域復興・創生対策特別委員会の県外調査

9日から11日まで「避難地域復興・創生対策特別委員会」の県外調査。1日目、福島空港に集合し飛行機(ANA)で伊丹空港へ、そこからバスで福井県敦賀市の国立大学法人福井大学付属国際原子力工学研究所に向かい、燃料デブリの分析・廃炉技術に関する研究・人材育成について話を伺いました。福井大学が中心になり、廃炉技術そしてそのための人材の育成に取り組んでいます。

福井大学国際原子力研究所の建物

2日目は、兵庫県心のケアセンター。1995年1月、阪神・淡路大震災が発生し、6400人を超す人命を失い、4万人以上の負傷者、被害総額は10兆円とも言われています。この震災では、被災者のメンタルヘルスケアの必要性について、我が国で初めて注目された災害でした。この災害での教訓を踏まえて、2004年全国初の「心のケア」に関する拠点としてオープンしました。今では、調査研究、研修、相談、診療、地域支援活動を行っています。

午後は、兵庫県庁で、震災からの復興の取り組みとフェニックス防災システムについて、災害時に、兵庫県内の災害情報を県庁防災センターに集め、迅速な対応を支援するシステム。懇談終了後私と神山悦子県議は、共産党兵庫県議会議員団の控室を訪問し、ねきり恵子県議、いそみ恵子県議にお会いしました。

神戸の宿舎の近くにあった「みなとのもり公園」災害記念公園です。この案内板には「私たちは、全国各地からいただいた、多くの支援を通じて、人と人とのつながりやボランティアの大切さを学びました。復興におけるこの精神を、未来の子供たちにつなげていくために、将来にわたってこの公園をみんなでつくり続けていきます」と刻まれています。東日本大震災では、兵庫県から多くの方の支援をいただきました。
右から兵庫県議団団長のねりき恵子兵庫県議、神山悦子県議、私、いそみ恵子兵庫県議

3日目は福島県の大阪事務所。6人の職員が避難者への対応や県産品の販路拡大などの業務に携わっています。震災から6年、福島けら遠く関西、西日本に避難した方々の心のケアを含めた支援は依然大事です。

大阪駅前第1ビル9階にある福島県大阪事務所。このビルには、17道県の事務所が入っているとのこと。