9月定例会は常任委員会、東電旧経営陣の3被告への無罪判決は不当


19日、今日から常任委員会。総務委員会では、会計年度任用職員の給与及び勤務時間に関する条例について、マイナンバーカードについて質しました。会計年度職員は、この制度の趣旨は、約1700人もの非常勤職員の処遇改善になるのと理解するがどうかとの質問に、処遇改善ではなく新たな制度をつくること答弁。期末手当の支給や退職金制度などが決められることから処遇がよくなるよう運用することを求めました。報酬については、任命権者が予算の範囲内で定める範囲内で報酬を支給するとあることから、それを質すと、予算がないから支給しないというわけではないと答弁。また、任期についても任命権者が定める人気の範囲内とあることから、恣意的な判断で任期を中断することの無いよう求めました。マイナンバーは、国が国家公務員や地方公務員の家族700万人を対象にマイナンバーかーどの取得をさせようとすることに対し、福島県では、本人・家族に通知を出したとのこと。共済組合に対して組合相に代わるものとして運用させようというもので、これに応じた職員は7%ということ。
マイナンバーの取得は本人の自由意思であり、強制にならないようにすることを求めました。
危機管理部では、トリチウム汚染水の海洋放出の問題を質しました。原田斬前環境大臣の放出し希釈するとした海洋放出発言は、県民からも漁連からも批判の声が相次いだこと。経産省の小委員会でもタンク保管も含めた議論が始まっており、県として長期保管とタンクの像絶を求めるように質しました。

東京電力福島第一原発事故の被告3人の刑事責任を問う東京地裁判決は、被告3人とも無罪。事故により県内では、一時16万人が避難し、今でも4万人以上が避難生活。避難の途中で命を落とした人もいる。故郷を失い、地域を放射能で汚染し、現在と未来に大きな負の遺産を残した。市民団体は事故前に地震、津波による原発の事故の警鐘を鳴らしていた。東電はそれを無視しており、明らかに人災。これで誰も責任を問われないのは、あまりにも理不尽というもの。判決は不当判決以外にない。

議会運営委員会としての申し入れを!福島原発訴訟原告団・弁護団からの要請

18日、議会運営委員会。ここで昨日の神山議員の質問に対する答弁について、丁寧な答弁をするように議運として申し入れることを求めました。
以下のように求めました。「神山悦子議員が伊達、安達、南会津地区の特別支援学校の整備を尋ねたのに対して、『設置場所などについては、選定など具体化をはかっているところ』として具体的な答弁はありませんでした。ところが、今日の福島民友は、伊達市保原町の旧保原小跡地、南会津町の田島高校に新設するとまで報道しています。議員質問には具体的にこたえないというのは議員に対して誠実な態度とは思えません。議運として答弁者に情報の全てを答弁するよう申し入れていただきたいと思います。」
佐藤政隆議員の質問では、安達地区の特別支援学校の整備について、教育長の答弁は、建設技術学院跡地を利用すること、高等部は本宮高校を利用する旨の答弁を行いました。こうしたことと比べても丁寧さが欠けます。

「生業を返せ、地域を返せ」福島原発訴訟団・弁護団が共産党議員団に要望に訪れました。要望事項は、県が賃料2倍相当額を「損害金」として一律に請求することをやめさせること。9月定例県議会に提案した提訴に関する議案に反対すること。県は、避難者の個別の事情の把握に努め、柔軟な対応をとるように求めること。同様の要請は他会派にも行っています。また知事に対しては、議会で議決されても訴えの提起をせず、協議による解決を求めています。

 

県議会は一般質問、神山悦子団長が県の姿勢質す

17日、今日から一般質問、日本共産党は神山悦子団長、3番目。神山さんは、知事に対し福島第一原発事故と廃炉作業について、県自ら事故原因の検証をおこなえと迫りました。「国が行うこと」という知事に再質問でも迫りましたが、国に求めていくと答えたものの、県自ら行うとは答弁しませんでした。イノベーション・コースト構想は地元の復興に役立たないため、見直しを求めました。ふくしま学力調査については中止を求め、中学段階で将来を左右しかねない県立高校改革における序列化・選別化の見直しを求めました。教育長は、学力向上のため、特色ある高校を作るためと今までの答弁を繰り返すのみでした。

傍聴者のみなさんと

吉田えいさく事務所開き、いわきの2議席を必ず!

16日、吉田えいさく事務所開きを開きました。雨にもかかわらず180人もの人たちに参加していただきました。内郷地区は、鈴木光男(県議)さん、高萩充(市議)さん、鈴木博(市議)さんを輩出しています。3人ともすでにお亡くなりになっていますが、故鈴木光男さんが初めて県議になってから40年。故長谷部淳さんから引き継いだ大事な議席を守り、宮川えみ子さんといわきの2つの県議を守るために全力を尽くします。

吉田選対本部長の坂本康一市議、溝口民子市議、いわき北部後援会会長伊東達也さん、高萩民雄元高野区長、全港湾佐々木書記長、小名浜地区労矢代議長、熊谷智いわき・双葉地区委員長からあいさつをいただきました。

いわき北部後援会長伊東達也さん
吉田選対本部長坂本康一市議

いわき市遠野地区住民が風車建設認めないよう県に申し入れ

12日、いわき市遠野地区の皆さんが「いわき市遠野町三大明神風力発電建設の撤回を求める」申し入れを行いました。遠野町下根本地区住民有志一同のみなさん。事業の取り消しと保安林の解除を行わないことを求めています。住民によれば、事業者から区に対して求められた同意書は、区長の勝手な判断であり区民の総意でなく、住民は建設に反対であることから事業認定の取り消しを求めています。1. 区長名の同意文書が有っても住民の多くは本風力発電計画に断固反対であることから 三大明神風力発電事業計画の事業認定を取り消すこと。2. 土砂災害の危険を増し水利用を中心とした生活環境に影響を及ぼす保安林の解除は決し て行わないことです。住民の知らないうちに区長は事業者に同意を与えたというもので、住民の有志がこれでは大変だという事で、署名を集めなおし持参したものです。署名は、下根本地区100世帯のうち80世帯・205人です。

原田環境相(当時)汚染水海洋放出発言に抗議、撤回と長期保管を申し入れる

12日、福島県に対して原田環境(当時)の汚染水を「放出して希釈する他に選択肢はない」との暴言に対して、抗議しタンク保管の継続を国と東電に求めるよう申し入れました。内閣改造のどさくさにまぎれた、安倍内閣の本音発言、許せません。汚染水は、敷地を拡張して長期保管すべきです。

9月定例会、宮本しづえ県議が代表質問

11日、代表質問、共産党県議団は宮本しずえ議員、一番目。宮本さんは、第二原発の廃炉に伴い使用済みの核燃料の処理や廃炉作業を国の責任で進めることを求めました。
また、東京東雲の国家公務員宿舎に避難している世帯への退去を求める訴訟をやめるよう求めましたが、県は「話し合いは困難」として訴訟に踏み切る考えであり、強制的な排除ではなく、話し合いを尽くすべきです。
原発事故の賠償では同じ被害でも商工業と農業の賠償の違いを取り上げ、商工業者への賠償がいかに不当なものかも質しました。教育では保原高校定時制の存続を訴え、県の高校再編計画の見直しを訴えました。

浅川町議選告示、45年間町民の願い実現で奮闘する角田勝さんを町議会に

10日、浅川町町議選告示、角田勝さん必勝のために第一声に駆けつけました。角田さんは45年間、町民の願い実現のために頑張ってきた頼りになる人です。何としても当選し、引き続き議員として仕事をさせてください。

浅川町議選は、定数12人に対して13人が立候補する少数激戦の選挙戦。日本共産党は角田勝さん、上野信直さんの2人を擁立して当選をめざします。

台風15号と9月県議会定例会

9日、大風15号のため昨日福島の入り前泊しました。千葉県などでは台風による被害が甚大です。いわき市でも好間川で氾濫危険水位をこえ避難指示が出されるなど心配されます。好間の片寄さんに被害があれば連絡ほしいと電話しました。
今日午後から9月議会開会。知事提出議案は、予算、条例、その他など58件。この中には、東京東雲の公務員宿舎に入居していた避難者の退去と2倍相当額の家賃の支払いを求める訴えを提起しています。避難者の最後の一人まで寄り添うとしたこととは裏腹に切り捨てというしかない。

また、福島県畜産関係団体連絡協議会から要望を受けました。

市内団体訪問と鹿島街道崖崩落地視察

6日、市内の団体訪問を熊谷委員長、宮川県議、吉田の3人で行いました。アポなし訪問でも対応してくれ、お世話になりました。いわき商工会議所、いわき森林組合、いわきウイング、いわき地区電気協同組合、JA福島さくらいわき事業本部、いわき医師会、福島県漁連、いわき市漁協、全港湾など。そして、全港湾では役員の方々と懇談。石炭の荷揚げで、二酸化炭素の発生で酸素濃度が下がり酸欠状態になり人体にも作業にも影響するなど生々しい話を伺いました。

また、鹿島街道の崖の崩落地を視察しました。原因と対処方法の調査のために復旧工事に入れず、道路も二車線の規制のままです。一日も早い復旧が必要です。