28日、追加代表質問を行いました。30分の質問です。
冒頭、広がりを見せる新型コロナウイルスについて、政府が発表した小、中、高校、特別支援学校の休校措置について、子どもをあずけられない親への対策と感染の拡大防止、県民の不安解消に全力を尽くすことを求めました。
今回の質問は、昨年の台風第19号とその後の豪雨災害から河川の改修をどのように進めるのかを中心に質問しました。被災に合われた住民の皆さんが一番不安に感じていることは、「このまま住み続けられるのか」ということです。こうした声に答えることができるかが県政に問われています。
県が2002年に作成し30年間で達成させようとした、夏井川水系河川整備計画の達成率は26%と県土木部長から答弁がありました。期間が半分以過ぎているのに達成率が低すぎます。また、この計画を台風第19号の被害の実情に即して見直すべきと質しましたが、県の答弁は、計画に基づき早期完成に努めるとし、見直すとは言いませんでした。災害は年々大規模化し、想定をはるかに超えています。改修計画の見直しも当然必要になるはずです。
知事は答弁で、「昨年の台風19号等による被害は、これまで本県で発生した水害の中で過去最大の規模であり、極めて甚大」とし「治水対策を一層加速していくことを決意した」と答弁しました。文字通り被害は甚大です。県は、被害にあわれた住民のくらし、生業の再建に全力を尽くすべきです。是非とも知事の言葉通りの治水対策を行っていただきたいと思います。
また、小名浜高校といわき海星高校の統合についても質しました。離れた2つの校舎を使い続けることで生徒や教員に負担を押し付けること、カリキュラムの再編で専門の資格を生かす実習が組めないことなどを質し、福島の水産業の発展のためにも統合の条例案は撤回すべきことを求めました。