「親が死んだ後の障がいの子が心配と切実な声」障がい者を抱える関係者との懇談会

17日、「相双地区の障がい者と支える関係者が抱える問題について議員さんとの懇談会」に岩渕友参議院議員の代理として参加しました。金子恵美参議院議員も参加。きょうされん福島支部、全国障害者問題研究会福島支部の主催。原発事故後避難指示等の大変な状況を抱える相双地区の障がいを持つ親や、施設職員、そして障がい者と国会議員との懇談会です。

親さんは、「親が死んでしまった後が心配」「親が老いていく中で子どもが心配」と話していました。自閉症の親は、障がいが軽度なので施設に入れないと、将来を心配しています。職員の方は、「障がい者施設で働く職員の待遇が悪く、人が集まらない」「賃金が低い」「職員不足」など、職員の待遇改善を訴えていました。障がい者の方は、「景色がきれいな富山に旅行に行きたい」と話しているのが印象的でした。移動のための支援がなければ余暇を楽しむこともできず、こうした支援が不可欠です。

私は、憲法は、誰もが安心して生活する権利を認めており、その実現に国は責任をおわなければならないこと、原発事故から7年、本当の復興とは、巨大構造物の建設ではなく、帰還でも避難先でも事故前の生活を取り戻すこと訴えました。