30日、小名浜高校といわき海星高校の統合懇談会。県教育委員会は、今月17日に、中学2年生の生徒、保護者を対象に統合後の高校説明会を開いています。2月県議会には、統合のための条例も提出します。なぜそんなに急ぐのか?懇談会では様々な意見や質問が出されたにもかかわらず、問題山済みの統合になりはしないか心配されます。
委員からは、〇特色化の英語教育をどう進めるのか。高校での英語科は成功しているとは思わない。〇潜水士の資格は、海洋土木関係の会社にとって必要な資格であり養成は行うのかとの質問に、カリキュラムの関係でそういう授業は入れられないとのこと。〇小名浜高校を本校、いわき海星高校を水産校舎として使うが、水産校舎の管理責任者はどうするのか。〇水産科の生徒は、水産校舎で普通科の授業も受ける。週3日は水産校舎、2日は本校舎になること。〇学級減で一定の先生の数は減らさなければならない、専門の先生も減れば特色化どころではない。〇統合前に入学した生徒と統合後に入学した生徒では、授業内容が違うがどうするのか。〇進学コースには水産科に入学した生徒も進学コースに入れるのか。などなど、現在の保護者や学校関係者が納得できるようなものでなければならないはずです。懇談会は継続して合意と納得で進めるべきです。
