ふくしま子ども食堂ネットワーク設立、子どもの貧困の裏に大人の貧困

11日、ふくしま子ども食堂ネットワーク設立記念会に神山悦子県議とともに参加しました。冒頭県議として紹介され、「6人に1人の子供が貧困というもとで子供食堂の取組みは大事、給食費無料化運動も進めており、子どもたちの健全な育成に力を尽くしたい」とあいさつしました。内閣府の取組みが紹介された後パネルディスカッションは、法政大学の湯浅誠氏、前志賀健高島市社会福祉協議会事務局長の井岡仁志氏、非営利団体KAKEDCOMI代表の鴻巣麻里香氏がパネラーで行われました。鴻巣さんの「子どもの貧困の後ろには、親の世帯の貧困がある。ここに目を向ける必要がある」との訴えには、まさにその通りです。

子ども食堂の取組みは、現在全国では300か所以上に上り、県内では10あまり設立されています。ネットワーク設立趣旨では、「子供に地域が関心を持つことで、大人が育ちを応援する機会を増やしていきたい。その結果、極端な状態(養育放棄や虐待)の早期発見につながる。各団体の独自性に配慮しつつ緩やかなネットワークを形成しながら、「子供食堂」や「子供の居場所づくり」を支援する(略)」としています。また、活動内容の一つに、子どもの貧困という課題解決への行政への政策提言を掲げています。子ども食堂を通じて、「子育て」、「貧困」など社会全体で考えればと思います。

左からパネラーの湯浅誠氏、井岡仁志氏、鴻巣麻里香氏

全日本港湾労働組合東北地方小名浜支部(全港湾)定期大会

8日、全港湾の第49回定期大会が小名浜海陸6号詰所で行われ、くまがい智5区候補、渡辺博之いわき市議とともに共産党を代表して参加しました。挨拶はくまがい智さんが行いました。毎回定期大会には呼んでいただき、挨拶をさせてもらってます。私は、県議会で昨年、小名浜港の5、6号ふ頭の夜間照明設置など労働者の安全のために既存ふ頭の整備を質問しました。県も前向きの対応をしてくれています。小名浜港は現在、石炭荷揚げ増に対応するために東港の拡張を計画していますが、既存港の整備にこそ重点を置くべきです。

高木支部執行委員のあいさつにつづき、社民党上壁氏、共産党、民進党古市氏が来賓のあいさつを行いました。

CLTを利用した復興公営住宅の安全祈願祭

5日、福島県買取型復興公営住宅整備事業いわき市下湯長谷地区北工区安全祈願祭に参加しました。福島県発注の買取型の復興公営住宅で、CLT木造構造を利用した3階建ての集合住宅57戸。CLTとは、繊維が直交するように並べ施着した集成材。従来の集成材より丈夫で、コンクリートの代わりに「構造材」として使えるといいます。県産材を利用しますが、加工の工場が岡山県のためにそこの運び加工して持って施行します。事業者は、ふくしまCLT木造建築研究会(木あみ)

岩渕友参議院議員とともに県漁連、いわき市漁協を訪問し懇談

3日、岩渕友参院議員、くまがい智5区候補、宮川えみ子県議、私の4人は福島県漁連、いわき市漁協を訪問し懇談し要望などをお聞きしました。県業連では、中田研二常務理事、八多宣幸災害復興プロジェクトチームリーダーが対応してくれました。試験操業の対象魚を3種類から、現在では97種にまで増加させています。しかし、試験操業の漁獲量は着実に増加しているものの、平成28年の漁獲量は、震災前10年平均の8%と低い状況だが漁獲量の増大を目指したいといいます。また、線量検査では、実際はほとんどが不検出といい、検査をすることが、消費者の安心につながると引き続き、検査の強化を図っていくといいます。漁協では、消費者に魚を安心して食べてもらうために安全性や美味しさを知ってもらう取り組みを行っています。

いわき市漁協では、江川章組合長ら5人の役員の方々が対応してくれました。組合長は、「東電のトリチウム汚染水の海洋放出発言は、国民の声も協業関係者も無視をするもので納得できない。」「今後いわき市漁協の復興、漁港の整備では、漁協や組合員の意見をよく聞いて対応してほしい」などと話をされ、出漁の回数も増え後継者対策でも明るい兆しが見えると、様々な課題はあるものの漁業の将来に展望があると話していました。

午後は、楢葉町や浪江町からの避難者の方の仮設住宅や復興住宅を訪問して懇談し要望を伺いました。