県議団、イノベ関連施設調査。復興は巨大開発でなく、くらし・生業の復興こそ

28日、県議団のイノベ関連施設およびアーカイブ施設現地調査。双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館は、地震・津波・原発事故、避難生活、そして復興の情報発信を行う施設。原発事故で県民の苦しみは長期にわたっており、原発事故の実相の発信は特に重要。次は浪江町の水素エネルギー研究フィールド。一日トヨタの水素自動車未来560台分を製造する。NEDOが整備し、東芝、イワタニ、東北電力が運営、雇用や地域産業復興にどれほど効果があるか疑問。南相馬市の福島ロボットテストフィールド視察、今年春全面開所予定。陸海空に使用されるロボットを使用し、研究開発、実証試験、性能評価、操縦訓練を行う。問題の巨大水槽は、建屋も完成して春の開所を待つばかりになっている。復興を名目に建設された巨大施設、この日はイベントとしての商談会が開かれていた、県がセールスマンになり売り込みを図らなければお荷物になりかねない施設と感じた。復興に求められるのは、巨大な施設優先でなく地元のくらし・生業の再生こそ優先されるべきです。
水素ステーションからロボットテストフィールドに向かう途中、道路わきにうずくまる男性がいて、119番に連絡したが、大事に至らなければいい。

建設中の伝承館全景
伝承館について担当者から説明を受ける
水素ステーション全景
ロボットテストフィールドを屋上から説明を受ける