13日、(仮称)遠野風力発電事業の環境影響評価方法書の事業者による住民説明会が行われる予定でしたが延期になりました。事業者は、アカシア・リニューアブルズ株式会社、親会社はマッコーリーキャピタルという外国企業。この説明会は午後6時30から遠野町入遠野公民館で予定でしたが、マスコミの取材を認めろ、認めないでもめにもめて結局説明会は延期になりました。
取材に訪れたのはテレビユー福島(KFB)の記者で、事業者から取材を拒否されました。それを知った説明会参加者の住民は、「取材をさせないのはとんでもない」「参加できない住民にも知らせる義務がある」「事業者は取材に応じろ」と詰め寄り取材を求めました。事業者は、それによって、記者の会場への入場は認めたものの写真、映像を撮ることは認めず、引き続き参加者とのやり取りが続きました。約1時間30分近くにわたり、やり取りがあった後、事業者の現場担当者が延期を決めました。やりとりの中で、事業者の親会社であるマッキンリーの担当者は、「当初マスコミ取材は想定しておらず、認めるかどうかは現場の判断ではできない。本社に確認するにしても今は確認できない」との返事を繰り返していました。
住民合意が大前提であるにもかかわらず、住民に広く知らせる手段としてのマスコミの取材をさせないこと言うのは、住民無視と言わざるを得ず、許しがたい態度です。住民合意のない巨大風車の建設は許さない立場で引き続き力を尽くします。