知事選告示、国、東電にものいう町田かずしさんの当選を

11日、福島知事選告示、28日投票で選挙戦がスタート。震災原発事故から7年7ヶ月、いまだに4万人以上の方々が避難生活を余儀なくされている中、政府はオリンピック・パラリンピックまでに事故も賠償も支援も終わりにする思惑がはっきりしています。また復興の中心が、企業呼び込み型、大企業、大型事業中心であり人間の復興が後回しに。トリチウム水処理やモニタリングポスト撤去も国いいなり。いまこそ国東電にはっきりモノ言う知事が必要です。

 

いわき市民訴訟原告団が学習会

6日、原発原告団の学習会。公私は、医療生協わたり病院の斎藤紀医師。斎藤さんは原発事故と健康問題と題して、甲状腺がんをどう考えるかにつて講演しました。

原発事故以降、甲状腺がんが非常に心配されています。県がおこなった甲状腺がん検査は約30万人。先生の結論から言えば、原発事故由来の甲状腺がんはないというもの。しかし、原発事故により家や土地を追われ、避難を繰り返す中で命を落とした人。商工業や農業水産業への被害。その償いは、国、東電が責任をもっておこなわなけばならないことは言うまでもないこと。

裁判は、11月20日にいわき市民訴訟公判、来年1月22日、3月5日に本人尋問が行われ、いよいよ大詰めです。世論と運動で勝利しましょう。

 

 

19日告示、28日投票の県議補選、大橋さおりさんの応援に

4日、今月28日投票の県知事選挙と同時に行われる、伊達市・伊達郡の県議補欠選挙の予定候補者大橋さおりさんの応援に宮川えみ子県議と行ってきました。大橋さんは前民青同盟福島県委員長として青年の要求実現の先頭に立ってきた人です。何としても議会に押し上げ、6人の県議団めざし頑張りましょう。この日は、保原町、梁川町などで9ヵ所、県政報告などの街頭宣伝を行いました。

9月議会閉会、阿部議員が9条改憲中止、トリチウム水処理、種子法復活に賛成で討論

3日、9月県議会は最終日、阿部議員が共産党県議団を代表して討論に立ちました。港湾整備事業特別会計補正予算は、小名浜港東港地区の石炭火発(1GCC)を見込んでの石炭荷役設備に関するものであることから反対。トリチウム汚染水では、県民の意見を最大限尊重しながら慎重に決定すること求める意見書、憲法9条の改正に反対する意見書、所得税法56条の廃止を求める意見書も賛成しました。わが党提出の憲法9条の改正に反対する意見書には立憲民主党、社民党の県議も賛成しました。

共産党県議団を代表し討論する阿部議員
憲法9条改正に反対する意見書に賛成で起立する共産党と他議員

総括審査会で宮本議員が質問、総務採決委員会で「トリチウム水の海洋放出は県民の意見を最大限尊重」との意見書可決

2日、総括審査会と総務委員会の採決委員会。総括審査会には宮本しずえ県議がたちました。宮本県議は知事に対し、原発事故により被害を受けた被災者の思いをどのように認識しているのかを尋ねました。知事の所信表明では被災者、被災県民について触れなかったことから、あらためて質したわけです。原発事故から7年半、事故を終わったものとする安倍内閣と軌をいつにするものと言わざるを得えず、県政トップの姿勢が問われます。知事は、「福島は有事の状態にある、苦労は言葉に表せない、被災者の支援に取り組む」と述べましたが、言葉だけに終わらせない行動が必要です。

総務委員会の採決委員会は、自民党が提出した「トリチウム水の海洋放出について、県民の意見を最大限に尊重しながら慎重に決定することを求める意見書」を全員一致で可決しました。県民の意見は「海洋放出に反対」です。また共産党が提出した「憲法第9条の改正に反対する意見書」は県民連合の高橋議員が「可決」に賛成してくれました。

汚染水処理問題で東京電力に抗議の申し入れ

1日、東京電力に対し、共産党県議団は、福島第1頑発の汚染水問題で、抗議と「海洋放出」しないよう申し入れを行いました。ALPSで処理したはずの汚染水にトリチウム以外にも放射性物質がのこり、それも基準値を大きく超えるものももあることがあったため、急きょ申し入れを行いました。対応したのは、福島復興本社副代表の佐藤氏。申し入れは、汚染水処理の隠ぺいに抗議し、基準値超えの核種となぜ公聴会前に明らかにしなかったのかを公表すること。タンク保管を継続することなど。佐藤氏は、「データについては提供してきた、数字の見方が不十分で、この点は反省する」とはしたものの重大問題との認識と真摯な反省は見られませんでした。

東電福島第1原発汚染水、処理後も8割が基準超過

30日の「しんぶん赤旗」記事。東京電力福島第1原発で敷地内のタンクににたまっている放射能汚染水の約8割に、基準値を超える放射性物質が含まれていることを東電は29日までの明らかにしました。

東電はALPSを通すことによって、トリチウム以外の62種類の放射性物濃度を除去できると説明してきたわけで、それが嘘だったわけです。一部には基準値の2万倍の物質もあるといいます。

トリチウム汚染水については、公聴会を開き国民の意見を聞きながら、海洋放出ありきの姿勢で進めていますが、海洋放出など論外だと思います。東電の隠ぺい体質や政府の責任は重大です。

しんぶん赤旗30日付